• 榛の木の花

    榛の木の花

    ゆらゆらと雨水の風の榛の木の
            まさか花とは思わざるなり   淨至
    公園の隅に変な木を見つける 写真の通りなんかの実に見える
    撮影して帰って図鑑で調べると 榛の木(はんのき)という名と分かる
    ところがウコギの仲間らしいが これが花と知り ビックリである
    風になびきながらゆれている 細長い房のようなものが雄花であり
    隣に見える焦げ茶色の丸い実が雌花と知りまたビックリ
    それも 多くの花が集まって一つの穂を形成しているとか
    まことに奇妙な花である
    池とか河とか 水辺の近くに2月から3月にかけて咲くらしい 
    和歌では【ハリの木】と詠まれていて 昔から親しまれていたようだ 


  • 北の便り

    羽根を休める水鳥

    北便り鳥も知りたき春の報  淨至
    もう四日も続いた冷たい雨が 今日の昼過ぎには止み青空を見る
    久しぶりの陽光に 湖山池の水鳥たちものんびりと水面に羽根を休めている
    さしずめ北への旅立ちを 相談しているのかも知れない
    天気予報で北国はまだ雪模様とか 


  • 山寺にて

    雪をいただく南天の実

    雪は舞い春は名ばかり山寺の
             虚しさばかり南天の実は  淨至

    今日も寒い雨が一日中降り もう3日も続いている 山間部は粉雪が舞っている
    山寺は積雪もあり 春とは名ばかりである
    みな早春の草花を待ち望んでいるのだが 南天の実だけが存在感を出している
    せっかくの 赤い色も虚しさばかり やはり南天の実は冬のものなのだ ​


  • 小坊主

    小坊主の像

     小坊主の
    ほうきを留らせ
     雪のひま  
           淨至
    画像は昨日 有楽椿を撮影したが そばにあった小坊主の像
    雪を頭にのせた姿が あまりにも可愛いので撮影した
    季語の【雪のひま】とは 春の野山とか庭で木々の根元の回りの雪だけ溶けて土が見えてる様子 小坊主も これでは掃除に困ったのでは


  • 春浅し

    セントバレンタインデーの有楽椿

    愛の日の椿の花の春浅し
        希望のかおりかすかに放ち  淨至

    今日は聖バレンタインデーとかいうチョコレートの日
    日本の年間のチョコレートの3割は この聖バレンタインデーに消費されるとか
    関係業者は売り上げを伸ばそうと 工夫こらして販売しているらしい
    私はチョコレートはあまり食べれない 食べるとすぐに胃から熱い物がこみ上げてくる
    いわゆる胃酸過多の症状で胸焼けがするからだ
    若いときは平気であったのだが 年はとりたくないものだ
    もっとも 後のホワイトデーで高く付くから 受け取るのも考え物だ
    今日の新聞に有楽椿が見頃になったと紹介されていたので 撮影に行く
    たしか1月25日にも見学してブログに掲載させていた その続きになる
    ほぼ8割が咲いていて 満開に近かった ちょうど寒波のあとで雪をいただいていた
    山間部に近いお寺である 気温2度とちょっと寒い 寒気がしたのですぐ帰るが
    それにどうも腰痛がでて やけに身体が動かし辛いので整体に行かなければ


  • 建国記念日

    落款印

    建国日いつもの通り時流る
            想わざる事何に印せば  淨至

    今日は建国記念日 昔は紀元節とか言ってたようだが
    なんでも神武天皇(初代天皇)が即位した日が2月11日なのだそうだ
    それから数えて 皇紀2679年となる
    今年の5月1日より改元されるから 平成31年はあと2ヶ月と17日残すのみ
    新元号はなんとなるか 大いに気になる日である
    建国記念日といっても 個人的に何をするわけではないが いつもと変わらないまま一日が終わろうとしている
    建国日は古事記に記されているから これが根拠になっている
    では個人的な出来事はどう記録し残せばいいのか
    昔なら 日記や日誌などが 古文書として残されているからこれを読めばよい
    現代なら日記とはさしずめブログになろうか
    拡大解釈すれば 手紙とか葉書による便りなんかも日記または日誌と考えられる
    年賀状とか寒中見舞い それに時節柄の余寒見舞いなども良い例であろう
    私事ではあるが 自作の俳句を一句挿入させて今年の年賀状とした
    毎年の同じような賀詞と存問言葉ではマンネリ感があったので
    そして 号である淨至の落款印を署名捺印して気取ってみたが
    画像の落款印は石に彫っている ちょっと高く付いた
    小さい方の9ミリ角は主に葉書に 大きい方の12ミリ角は手紙用である
    ついでに封緘印も作ったが これが押したいがため何かと便りを出そうかと機会を伺っている
    落款印には朱印と白印があるが 説名は次の機会としよう


  • 春浅し

    スノードロップ

    薄目ねこ陽だまりせしめ春浅し  淨至
    画像は天気の良かった昨日の撮影
    陽だまりの中スノードロップの花を見つける 
    日本名は待雪草と呼ぶ西洋では春の到来を告げる花として親しまれているらしい
    わが国の梅の花に相当するのかも
    この時期 猫は少しでも暖かい場所を探して彷徨う
    寒い日はすぐに炬燵の上に、中にへと場所を占領してしまう
    昨日は暖かい日和 我が家の小屋根の日当たり良い場所を猫が占領していた
    どっかの飼い猫だろうが 逃げようとしない
    叱ってもこちらに薄目の頭を向けて軽くニャーと鳴いて知らん顔
    よっぽど気持ちよい陽だまりなんだろうか ほっとく事にした


  • 花と犬

    イヌフグリ

    ものの芽の犬が気にする香りかな  淨至
    今日は早春の晴れたよい天気 気温14度と かなり暖かい日よりであった
    風も弱く もう雪なんて考えられない暖かさに誘われて公園を歩く
    公園の地下には様々な草花の芽が いまかいまかと芽を出す機会を待っているのだろう
    芝生を気持ちよく歩いていると 犬を二頭連れて散歩している老人がいた
    ところが犬はなんかの匂いに誘われるように 立ち止まりながらまともに歩こうとしない
    立ち去ったあとに行ってみると 芝生の所々に青い花を見つける
    直径は小指の頭より小さいが 確かにイヌフグリである
    早春に咲き始める花ではあるが こんなに小さくても匂いがあるのだろうか
    犬の嗅覚は人間の十万倍の能力があると聞いたことがあるから 
    犬にとっては気になるのかもそう言えば イヌフグリとは漢字で書けば【犬陰嚢】と表すそうだつまり犬の股間の一物と言う意味になる 
    なんとも花にとってはありがた迷惑な名前である
    犬もそれが分かっていて 同情して気になるのだろうかな


  • 立春は淋しい

    関西タンポポ

    豆の数ただ食わぬとも春は立つ
            淋しさばかり齢のままに   淨至

    今日は立春 暦の上とはいえ待ちに待った春である
    旧暦ではこの日が元旦となっていた 旧正月である
    中国では春節として お祭り騒ぎをするらしいが
    昨夜の節分の豆まきでは 年の数の豆を食えぬままであった
    食えないのではなく 食う気になれないのが本音ではあるが
    年々豆の数が増えていくのは 気にならないが
    これを食べると自分自身がそれ相応の老人であると認めたことになり
    年以上に老いぼれていくようで これにはちょっと抵抗がある
    それでも立春は来てしまった 淋しさばかりが募るだけである
    そんな心情を短歌にしたが これも齢(よわい)のせいかも 
    河川敷の日当たりいい場所に 早々とタンポポを見つける
    こんなに早く咲くのは関西タンポポくらいだろう
    やはり 寒さの中でも春の鼓動は確実に強くなっているようだ


  • 今日は節分

    豆まき

    悪しきものわが内に秘め追儺かな   淨至
              (ついな)
    今日は節分 いよいよ明日からは立春 暦の上では春 冬の季語が使えなくなる
    あちこちで【福は内 鬼は外】と言いながら豆まきの最中だろう
    追い出された鬼はいったいどこに行けばいいのだろうか
    どっかの寺では 鬼の駆け込み寺として受け入れているとか
    だいたい 鬼とはそれぞれの人の心の中に住む悪しきもので 
    豆まきくらいで退散するものではないが まあそれは心の持ちようではある
    悪しきものが無いとすれば 神仏とか聖人と言われる御方くらいだろう
    われわれ凡人は 豆を蒔いて憂さを晴らすのが関の山くらいか ​